紅炎と雷炎 ①
慧「え、ああ。 じゃあ、えっと…。 まず、一番手前にいるのが高城 陣さん、2年A組。 次は東堂 晃さん、2年B組。 次は土方 陽さん、2年A組。 次は来城 千尋さん、俺らと同じで1年生。 クラスはB組。 その横にいるのが北原 翔さん、同じB組。 ってとこかな。 OK?」
美樹「うん」
こいつら、同じ学校なんだ。
陣「おい、慧。 余計なことは教えてねぇだろうな」
うん。 やっぱり迫力が慧たちと全然違う。
この5人絶対族に入ってるだろ…。
慧「はい、何一つ言ってません!!」
陣「ならいい」
美樹「ねぇ、陣。 一つ聞きたいことがあるんだけど…」
陣「ああ?」
睨まれた。
……何故?
慧「美樹、なんで陣さんのこと、呼び捨て…?」
ああ、そういうことか。
紅炎にいるときはあたしが、さん付けされる側だったからな~。