紅炎と雷炎 ①


慧「え、ああ。 じゃあ、えっと…。 まず、一番手前にいるのが高城 陣さん、2年A組。 次は東堂 晃さん、2年B組。 次は土方 陽さん、2年A組。 次は来城 千尋さん、俺らと同じで1年生。 クラスはB組。 その横にいるのが北原 翔さん、同じB組。 ってとこかな。 OK?」


美樹「うん」


こいつら、同じ学校なんだ。


陣「おい、慧。 余計なことは教えてねぇだろうな」


うん。 やっぱり迫力が慧たちと全然違う。 


この5人絶対族に入ってるだろ…。


慧「はい、何一つ言ってません!!」


陣「ならいい」


美樹「ねぇ、陣。 一つ聞きたいことがあるんだけど…」


陣「ああ?」


睨まれた。


……何故?


慧「美樹、なんで陣さんのこと、呼び捨て…?」


ああ、そういうことか。


紅炎にいるときはあたしが、さん付けされる側だったからな~。


< 44 / 165 >

この作品をシェア

pagetop