紅炎と雷炎 ①


あれ? あいつらも同じ寮だよね?


ま、いいか。


…って、あたし、けんちゃんから、寮の鍵貰ってない!!!


美樹「陽、ちょっと待って!」


陽「どうしたの?」


美樹「ちょっと、電話してもいい?」


陽「ああ、いいよ」


美樹「うん、ありがと」


あたしは、陽から許可を得て、けんちゃんに電話をかけた。


プルルル プルルル ………カチャ


堅『もしもし~! 美樹から電話何て珍しいな~! 俺、メッチャうれ……ハッ! もしかして、俺に会いたく「ふざけんな! 切るぞばか野郎」』


はあ~、なんで電話しただけで、このテンションなんだよ…。
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