紅炎と雷炎 ①
美樹「他のみんなは? 一緒にサボってたんでしょ?」
翔「ん? ああ、先に倉庫に行ったぞ」
美樹「そっか、じゃああたし達も行こうか。 …あ、起きるまで待っててくれてありがとね。 どうせなら、起こしてくれればいいのに…」
翔「だって、寝起き最悪って言ってただろ? そんなの相手にしたくないし」
そういう問題?
何か本当に悪いことしちゃったな~…。
美樹「そっか、ホントにありがとね」
翔「お礼はもういい。 それより、早く行こう」
翔はあたしを残し、屋上から出ていってしまった。
美樹「あ、待ってよ」
あたしはそれを追いかけるようにして、屋上から出た。