抹茶モンブラン
5.不安 (SIDEミックス)
SIDE鈴音
「この子、鹿児島の子よね。確か堤さんの知り合いだとか言って、コネで入ったって聞いたわよ」
「あら、随分若いのね。堤さんとはどういう関係なの?」
「さあ……、親戚とかそういう関係なのかしらね」
そんな事務の女性の声が聞こえてきて、私は無意識にその集団の見ていた写真を覗き見した。
「あら、乙川さん」
「お疲れ様です。何ですか、写真ですか?」
私はそっけないふりを装って、彼女達が手にしていた写真に目をやった。
「見ますか?鹿児島での様子を色々写真に撮ったみたいで、現像頼まれたんですよ」
「ああ、そうなんですか」
そう言いながら、私は光一さんと親しげに会話する様子の若い女性に目が釘付けになった。
明らかに私より3つは若そうだなっていう雰囲気の、ちょっと綺麗系の女性だ。
「この子、鹿児島の子よね。確か堤さんの知り合いだとか言って、コネで入ったって聞いたわよ」
「あら、随分若いのね。堤さんとはどういう関係なの?」
「さあ……、親戚とかそういう関係なのかしらね」
そんな事務の女性の声が聞こえてきて、私は無意識にその集団の見ていた写真を覗き見した。
「あら、乙川さん」
「お疲れ様です。何ですか、写真ですか?」
私はそっけないふりを装って、彼女達が手にしていた写真に目をやった。
「見ますか?鹿児島での様子を色々写真に撮ったみたいで、現像頼まれたんですよ」
「ああ、そうなんですか」
そう言いながら、私は光一さんと親しげに会話する様子の若い女性に目が釘付けになった。
明らかに私より3つは若そうだなっていう雰囲気の、ちょっと綺麗系の女性だ。