抹茶モンブラン
「好きですよ、好意は持ってます」
正直な気持ちだ。嘘ではない。
すると、さらにシリアスな表情で小山内さんはこう言った。
「鈴音さん、俺はあなたが好きです。写真での印象が良かったのもありますが、あなたの内面を知るうちに本気になりました。だから……もう少し一緒に過ごしたい」
こういう告白をされなければ、ずっといい関係を続けられそうだったのに。
聞きたくなかったと言ったら失礼になるんだろうけど、私は小山内さんも私と同じように別の女性を忘れられずにいて、同じ傷を抱えていてくれたらいいのにと思っていた。
そうすれば、友人のような関係でいられる気がした。
「でも、もう終電が……」
「タクシーでお送りしますよ」
思いもよらない展開が、状況を実感する間もなく進んだ。
「俺を……一度受け入れてみてくれませんか?」
小山内さんの目がやや色気を帯びていて、何だか体に甘いものが走る。
「受け入れる?」
戸惑っている私を見て、小山内さんもやや苦笑ぎみだ。
正直な気持ちだ。嘘ではない。
すると、さらにシリアスな表情で小山内さんはこう言った。
「鈴音さん、俺はあなたが好きです。写真での印象が良かったのもありますが、あなたの内面を知るうちに本気になりました。だから……もう少し一緒に過ごしたい」
こういう告白をされなければ、ずっといい関係を続けられそうだったのに。
聞きたくなかったと言ったら失礼になるんだろうけど、私は小山内さんも私と同じように別の女性を忘れられずにいて、同じ傷を抱えていてくれたらいいのにと思っていた。
そうすれば、友人のような関係でいられる気がした。
「でも、もう終電が……」
「タクシーでお送りしますよ」
思いもよらない展開が、状況を実感する間もなく進んだ。
「俺を……一度受け入れてみてくれませんか?」
小山内さんの目がやや色気を帯びていて、何だか体に甘いものが走る。
「受け入れる?」
戸惑っている私を見て、小山内さんもやや苦笑ぎみだ。