抹茶モンブラン
「乙川さん。何…フリーズの事だけでこんな時間まで残ってたの」
背後で堤さんの声が聞こえて私は跳ね上がった。
「ご、ごめんなさい!勝手にリブートかけちゃって。画面が立ち上がらなくなってしまいました」
べそをかきながら私がそう言うと、堤さんはクスッと笑ってすぐに機械に何か色々な操作を施していた。
「はあ、これはスイッチ切るしか無いな」
そう言って、絶対やってはいけないという電源オフという最終手段をとっていた。
それでスイッチを入れなおしてみたら、OSは素直に立ち上がってくれた。
「よ…良かった」
私はその場にほぼ泣きそうな状態で崩れ落ちた。
「変な操作しないで放置しておいてくれて助かったよ。これ以上何かいじられたら、それこそ二度と立ち上がらなくなるところだった」
別に怒るふうでもなく、彼はそう言って自分の席に戻った。
心底ホッとして、帰ろうと時計を見たらもう9時だった。
背後で堤さんの声が聞こえて私は跳ね上がった。
「ご、ごめんなさい!勝手にリブートかけちゃって。画面が立ち上がらなくなってしまいました」
べそをかきながら私がそう言うと、堤さんはクスッと笑ってすぐに機械に何か色々な操作を施していた。
「はあ、これはスイッチ切るしか無いな」
そう言って、絶対やってはいけないという電源オフという最終手段をとっていた。
それでスイッチを入れなおしてみたら、OSは素直に立ち上がってくれた。
「よ…良かった」
私はその場にほぼ泣きそうな状態で崩れ落ちた。
「変な操作しないで放置しておいてくれて助かったよ。これ以上何かいじられたら、それこそ二度と立ち上がらなくなるところだった」
別に怒るふうでもなく、彼はそう言って自分の席に戻った。
心底ホッとして、帰ろうと時計を見たらもう9時だった。