抹茶モンブラン
「暑いけど……」
そう言って、光一さんは私の右手をそっと握ってきた。
何故か彼の手はヒンヤリしていて、体の熱っていうのがどこから放出されているんだろうって不思議だった。
「手を握って公園を散歩するのって、何か漫画とかドラマに出てきそうな感じですよね」
照れくさくて、私はそんな事を言って顔が赤くなるのをごまかそうとした。
「漫画もドラマも見ないから良く分からないけど、好きな人の手を握って歩くのは最高に幸せだよ」
「そうですね」
ここ最近光一さんは、私と一緒に居るのが幸せだと言ってみたり、僕なんかと一緒で大丈夫かと言ってみたり、支離滅裂な時がある。
仕事に追われて会う時間が削れて行く事が不安みたいだ。
実際、この先ますます忙しくなりそうな様子の彼だから、一緒に過ごす時間は削れていってしまうだろうなという予感はしていて。
当然寂しいんだけど、だからといってそれを理由に彼と別れようとは思わない。
1ヶ月に1回でもこうやって至近距離でまったりいられる時間があれば私はそれで十分だと思う。
毎週義務みたいに会っていても、その時間が幸せじゃなければ意味が無い。
そう言って、光一さんは私の右手をそっと握ってきた。
何故か彼の手はヒンヤリしていて、体の熱っていうのがどこから放出されているんだろうって不思議だった。
「手を握って公園を散歩するのって、何か漫画とかドラマに出てきそうな感じですよね」
照れくさくて、私はそんな事を言って顔が赤くなるのをごまかそうとした。
「漫画もドラマも見ないから良く分からないけど、好きな人の手を握って歩くのは最高に幸せだよ」
「そうですね」
ここ最近光一さんは、私と一緒に居るのが幸せだと言ってみたり、僕なんかと一緒で大丈夫かと言ってみたり、支離滅裂な時がある。
仕事に追われて会う時間が削れて行く事が不安みたいだ。
実際、この先ますます忙しくなりそうな様子の彼だから、一緒に過ごす時間は削れていってしまうだろうなという予感はしていて。
当然寂しいんだけど、だからといってそれを理由に彼と別れようとは思わない。
1ヶ月に1回でもこうやって至近距離でまったりいられる時間があれば私はそれで十分だと思う。
毎週義務みたいに会っていても、その時間が幸せじゃなければ意味が無い。