抹茶モンブラン
お弁当を木陰で食べて、またブラブラと散歩した。
暑い日だったけど風もそよいでいたから、汗だくとはまではならなくて、8月にしては涼しい日だった。
「ゲームセンターがある」
光一さんはそう言って、公園の中にあるレジャー施設前で足を止めた。
ゲームをするなんて全然イメージじゃなかったけど、彼はそこに積極的に入っていく様子だ。
「ゲーム好きなんですか?」
「好きってほどでもないけど、大学生ぐらいまでは暇つぶしにやってたかな」
「そうですか。……あ、リラックマがある」
彼の言葉に相槌を打ちながら、私はUFOキャッチャーの中にあるぬいぐるみに目がいった。
「欲しいの?」
「うーん。でも、これとるのに何百円もかけるのってバカらしいですよね。オモチャ屋で普通に買った方が早いかもしれない」
私がクマのぬいぐるみをじっと見ているのを見て、光一さんは即座に小銭をその機械に入れてUFOキャッチャーを始めた。
大きめのクマの首がなかなか持ち上がらなくて、結局千円ほど投入したあたりで、ようやく小さめのクマが落ちてきた。
「やった!!」
思わず二人で歓声を上げる。
暑い日だったけど風もそよいでいたから、汗だくとはまではならなくて、8月にしては涼しい日だった。
「ゲームセンターがある」
光一さんはそう言って、公園の中にあるレジャー施設前で足を止めた。
ゲームをするなんて全然イメージじゃなかったけど、彼はそこに積極的に入っていく様子だ。
「ゲーム好きなんですか?」
「好きってほどでもないけど、大学生ぐらいまでは暇つぶしにやってたかな」
「そうですか。……あ、リラックマがある」
彼の言葉に相槌を打ちながら、私はUFOキャッチャーの中にあるぬいぐるみに目がいった。
「欲しいの?」
「うーん。でも、これとるのに何百円もかけるのってバカらしいですよね。オモチャ屋で普通に買った方が早いかもしれない」
私がクマのぬいぐるみをじっと見ているのを見て、光一さんは即座に小銭をその機械に入れてUFOキャッチャーを始めた。
大きめのクマの首がなかなか持ち上がらなくて、結局千円ほど投入したあたりで、ようやく小さめのクマが落ちてきた。
「やった!!」
思わず二人で歓声を上げる。