抹茶モンブラン
3. 鈴音の笑顔を守るもの (SIDEミックス)
SIDE 鈴音
ここ数週間、光一さんは出張でいたりいなかったりを繰り返していた。
週末もなかなか会えなくて、1ヶ月近くプライベートでは会っていない。
時間の空いた時にメールが数回入って、彼なりに私を気にかけてくれているのが分かったけど、ダイレクトに会えない寂しさは日に日につのっていた。
教えられていた予定だと、光一さんは今ごろ九州から東京に一度戻って来ているはずだ。
でも特に連絡が無かったから、こっちからメールをするのは遠慮していた。
夜中の11時過ぎ。
私はまたもや眠るタイミングを外して起きていた。
クマのヒカルをベッドサイドに置いて安心しようと頑張るんだけど、眠気が一度去ってしまうとやっぱり眠れない。
日が昇っている時は考えないようにしている事が、夜のシンとした暗闇の中に一人でいると、どんどん黒く膨らむのが分かる。
その時、携帯にメールが入った。
暗闇で緑色の信号がチカチカしている。
ここ数週間、光一さんは出張でいたりいなかったりを繰り返していた。
週末もなかなか会えなくて、1ヶ月近くプライベートでは会っていない。
時間の空いた時にメールが数回入って、彼なりに私を気にかけてくれているのが分かったけど、ダイレクトに会えない寂しさは日に日につのっていた。
教えられていた予定だと、光一さんは今ごろ九州から東京に一度戻って来ているはずだ。
でも特に連絡が無かったから、こっちからメールをするのは遠慮していた。
夜中の11時過ぎ。
私はまたもや眠るタイミングを外して起きていた。
クマのヒカルをベッドサイドに置いて安心しようと頑張るんだけど、眠気が一度去ってしまうとやっぱり眠れない。
日が昇っている時は考えないようにしている事が、夜のシンとした暗闇の中に一人でいると、どんどん黒く膨らむのが分かる。
その時、携帯にメールが入った。
暗闇で緑色の信号がチカチカしている。