深く、浸る


独身最後の夜を、友人達と過ごす彼と、


独身最後の夜を、あなたに抱かれることを選んだ、私。




明日の朝になれば、私は世界で一番幸せな、花嫁になる。




ただ、今は、―――。




過去の熱情に浮かれる、愚かな女でいい。




きりきりとした痛みを伴う快楽に、ただ、溺れていたいだけ。







「逃がさないよ…。」





「んああっ、……っ。」






激しく揺さぶられながら、あなたの声に、乱されていく。





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