『ピュアに恋して』~秘密な関係~ドリーマー
若先生のそんな顔が見たいわけじゃない。
ただ、はっきりさせたかった。
私の立場を。
「……わかった。
悪かったな。今まで」
若先生の
潤んだ瞳が
私を見ていた。
じっと
悲しそうに。
「失礼します」
「待った。もう、触れない。
私生活も干渉しない。
そうすれば、今までどおり
このクリニックには
勤めてくれるだろ?」
「はい」
「良かった。
……お疲れ様」
香奈は頭を下げて院長室を出た。
ただ、はっきりさせたかった。
私の立場を。
「……わかった。
悪かったな。今まで」
若先生の
潤んだ瞳が
私を見ていた。
じっと
悲しそうに。
「失礼します」
「待った。もう、触れない。
私生活も干渉しない。
そうすれば、今までどおり
このクリニックには
勤めてくれるだろ?」
「はい」
「良かった。
……お疲れ様」
香奈は頭を下げて院長室を出た。