『ピュアに恋して』~秘密な関係~ドリーマー
⑫何も知らないくせに
仕事以外の事は
何も話さないまま
時間が過ぎて
若先生からの笑顔を
向けられる事がないまま
帰る時間になっていた。
「お疲れ様です」
「お疲れ様」
若先生は、香奈と林が外へ出ると
クリニックのドアを閉めて
鍵をかけた。
「まだ、仕事かしら?」
林さんは、クリニックの方を
振り返って言った。
「大変ですね」
「ねえ、香奈ちゃん、先生となんか
あったの?」
「え?」
「様子が変だからさー二人とも。
元気もないし」
林さんは心配そうに
香奈の肩に手をおいた。
何も話さないまま
時間が過ぎて
若先生からの笑顔を
向けられる事がないまま
帰る時間になっていた。
「お疲れ様です」
「お疲れ様」
若先生は、香奈と林が外へ出ると
クリニックのドアを閉めて
鍵をかけた。
「まだ、仕事かしら?」
林さんは、クリニックの方を
振り返って言った。
「大変ですね」
「ねえ、香奈ちゃん、先生となんか
あったの?」
「え?」
「様子が変だからさー二人とも。
元気もないし」
林さんは心配そうに
香奈の肩に手をおいた。