『ピュアに恋して』~秘密な関係~ドリーマー
「知ってたのか?」


「知ってるよ。

若先生の事なら
なんでもねーーー。

お見通し」



香奈は、若先生の頬をぺちぺちと
両方の手で
挟んで叩いた。


「若先生はーーー

野菜が嫌いだしーーー

わがままでーーー

女好きーーー。


それにーーーー

超鈍感」



「鈍感?」



「そうだよーーー。

近くにいてもーーー

私の事なんとも思ってないの」



「なんだそれ?
田端さんのこと?」


田端さん


そう呼ばれて
香奈の目が覚めて来ていた。

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