『ピュアに恋して』~秘密な関係~ドリーマー
「…ま、そんな冗談を言ってる場合でも
ないか」


「若先生、有難うございます」


香奈は、若先生のカードを
握り締めた。



香奈を心配していた若先生は
不動産めぐりも
ついてきたがったが


あいにく
若先生は

学校へ午後から
検診へ

行かなくてはならず

「なんかあったら
電話しろよ」

と、終始心配モード全開で
クリニックを出て行った。



「あーーー、どうしよ。

これから」



香奈は
重い足取りで


とりあえず
近くの不動産屋へ向かった。
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