『ピュアに恋して』～秘密な関係～ドリーマー

「ごめん。ごめん。
大変なんだよな？

俺の知り合いに
不動産屋いるから


そいつに
頼んでみようか？」


尾上の言葉に

香奈は
不動産屋のお姉さんを
振り返った。


不動産屋さんは、
頭をひねりながら

資料をめくっている。



こりゃ、
この人に任せてたら
明日になっちゃうかも。



仕方ない。


「お願いできますか？

あの一般人なので
家賃は……」


香奈は
自分の希望する家賃と
間取りを伝えた。