『ピュアに恋して』~秘密な関係~ドリーマー
⑥クスノキと白いベンチ
尾上さんの知り合いって……
「尾上さんから事情は聞いてますよ。
大変でしたねー。
でも、大丈夫。
いい物件がありますよ。
見に行きますか?」
でっぷりと太って
ハゲかけた鼻の大きなおやじが
暑くもないのに汗をびっしょりかいていた。
てっきり、
勝手な想像で
イケメンもしくは
ロマンスグレーな感じで
仕事のバリバリ出来そうな知り合いだと
思い込んでいたから
この不動産屋さんに会った時に香奈は
ひとりで
びっくりしていた。
「尾上さんから事情は聞いてますよ。
大変でしたねー。
でも、大丈夫。
いい物件がありますよ。
見に行きますか?」
でっぷりと太って
ハゲかけた鼻の大きなおやじが
暑くもないのに汗をびっしょりかいていた。
てっきり、
勝手な想像で
イケメンもしくは
ロマンスグレーな感じで
仕事のバリバリ出来そうな知り合いだと
思い込んでいたから
この不動産屋さんに会った時に香奈は
ひとりで
びっくりしていた。