恋愛スマートフォン。

未菜がスタスタと私のもとに寄ってきて
「スマホ良いよー!チャットっぽいのも出来るから、
港くんとも近づけたりしてー♪♪」

「もー未菜考えすぎ!」

そう、港くんというのは同じクラスの男子。

すらっとした身長に、眼鏡をかけている。
本当にどこから見てもイケメンだろう。

港くんこと 矢合 港(やわせ みなと)は
頭が良い。ただ、無口で笑った顔を見たことは無い。

私は、港くんに恋をしている。
実るなんて思っていない。

だって何を話しかけたらいいか分からないし、
話しかけたところで進まない気がして。。。

そこにスケジュール帳をもった渚が戻ってきた。
< 4 / 5 >

この作品をシェア

pagetop