湖都子のポエム
手の温もり
いつだって俺を助けてくれた
どんな時もそばにいてくれた
俺はいつだってお前が好きなんだ
俺にはお前しかいない
お前も俺のこと思ってる?
不安なんだ
つないだ手の温もり
不安を溶かす
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
まだ入院してる拓のお見舞いにきた愛梨
一緒にきたまつ
愛梨とは一緒に行かずに
院内の喫茶室で待ってた
拓のことも心配だけど
愛梨のことも不安だった
頼んだけど、飲んでないコーヒー
ぬるくなったころ、愛梨がきた
泣いたみたいで、目が赤かった
病室でのことを聞いた
もう、遠い人になったことがわかった
「離れていかないでね」
愛梨が、手をぎゅつと、握った
「離さないから」
そのまま、手をつないで歩きはじめた
病院を後にした2人
2人を窓から眺める拓