恋愛日記


だけど、その罪悪感に押しつぶされてる暇はない。

「やったじゃん!英ちゃん!」

もっと、笑って。

「あんなに頑張ってたんだもんね!」


もっと、喜んで。


「合格して当然だよ!!」


もっともっと、笑ってよ。

そう思いながら英ちゃんに抱きつく。


嬉しいことを、嬉しそうに言わせてあげられない自分が嫌だ。

大好きな友達の合格を、祝う雰囲気にしてあげられない自分がひどく恨めしい。


本当は……、
こんな自分と友達になったこと

後悔してないだろうかって

いつも考える。






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