恋愛日記


しかし、お昼ご飯を食べ終えたその日の放課後


女の子はまた、彼の所にやって来た。

しかも、一人ではなく友達と。


友達は、彼としゃべるというよりは見守っている感じで、

何か大事なことを言おうとしているのはすぐ分かった。


また、私の中でもやもやが生まれる。

その様子を見ていたくないのに、ここを離れる自信までは無かった。


彼が不思議そうに女の子を見る。

すると、彼女は言った


「あのね、一緒に……体育館裏の猫見に行かないかなって思って」


さっきの話、私が出て行ったことで中断されてしまったんだろう。


そして、彼女は続けた。





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