恋愛日記
彼のお父さんと会って私が自己紹介すると
お父さんも自己紹介してくれた。
彼から聞いてた通り、不器用そうな人だった。
お父さんと彼が、お茶菓子を準備してくれている間に
私は後ろにあるお母さんの仏壇に手を合わせた。
とても優しいそうな人だった。
彼がこの2人から生まれたんだってすごく分かる。
それから椅子に座ると彼のお父さんは言った。
「あの、今日は来てくれてありがとう」
「親父、どんだけ緊張してんだよ」
その彼の言葉にくすりと笑ってしまってすぐに打ち解けた。
そして、しばらく話すと彼がお茶をくみに席を立った。