恋愛日記
これがいけなかった!
友達と一緒に行っていれば迷うことはなかったのに……。
歩いてキョロキョロしていると
人が全然いない事に焦って走るけれど
入学する前の高校見学でも目的の教室にたどり着くまでに
かなりの時間がかかったんだった。
とにかく、体育館を探そうと必死になっているとき
人影が見えた。
良かった
これで道を教えてもらえる
そう思ってその人に近づくと
茶髪で髪色の明るい怖そうな人だった。
すんなりと話にいける見た目ではなくて
道を聞くのを少しためらったけれど
そんな余裕は無い私は彼に話かけようと歩き出した。