恋愛日記
はいはい、と受け流すように友達は言った。
けらけらと笑いながらみんなで恋話をしたり、
今までの思い出話しなんかをしたりしていると
時間はあっと言う間に過ぎた。
「わっ、もうこんな時間だね」
友達が時間を見て、そう言うと
私達も席を立った。
たくさん笑ってとても楽しかった。
たまにはこんな日もいいなと思うけれど
友達と別れて、自分の家まで向かっている時
ふと、彼に会いたくなる。
でもバイト中だよね……。
家の辺りまで着いた時、人影が見えた。
誰……?