恋愛日記
「松井、が僕の母で
いつも話しを聞いてたんです。
その話しを聞いてたら菜知ちゃんに会ってみたくなって
プリン置きに行くことを頼まれたんです」
会ってみたくなった。
その言葉に私の顔は少し赤くなった。
「そうだったんですか
えっと……お名前は?」
私が緊張を隠しながらそう言うと
「あっ……、えっと、康太です」
そう彼は言う。
初めて話す人との会話はやっぱりぎこちない。
だけど、会いたいと思ってくれた事が少し嬉しくて、
「私、いつも病室にいるので
また来てください」
そう笑顔で言った。
すると、康太くんは「はい」と答えて帰って言った。