恋愛日記




「あ、あの迷ってしまって」

私がそう言うと教師は頷いて

「この校舎複雑だからな

着いてきなさい」


私を体育館まで案内してくれた。

先生の後をつけながら

あんな明るい頭で、そこにいるって事は先輩かな

また会えるかなぁ……。


なんて考えていると体育館に着いた。


「あー!いた!遅いよー」

中まで入ると中学の頃から仲良しの友達が話しかけて来て

「ごめん、ごめん。迷ちゃって」


そう言って頭に手をおく私を見て友達はため息をついた。

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