恋愛日記


私は車に乗りながら、ポロポロとながれる涙を無視した。

家について、すぐに自分の部屋にこもった。

お母さんもお父さんも気を使ってくれて

話しかけてはこなかった。


自分の部屋のベットに座り込むと

無意識に下がった頭によって自然と

携帯に付いたネコのストラップや指輪が目に入る。

幸せに溢れていた

なのに何で。
それなのに

「何でっ、私なんだよぅ……。」


もっと、もっといたじゃんか。

人の事を不幸にさせて喜んでいる人とか

悪い人はいっぱいいるじゃんか。


< 210 / 343 >

この作品をシェア

pagetop