恋愛日記
でも、いいんだ。
一人で待っている時間も楽しみたくて
少し早めに家を出たの。
それなのに、
公園の中を入っていくと彼は待っていた。
「 早えーな」
なんて、私を見てそう言うけれど、
それ、こっちのセリフだから。
そう思って彼を見つめると、彼は答えるように言った。
「お前とのデートだったら
すぐ目、覚めんの。」
もうっ、初っ端からドキドキさせること言わないでよ。
私は恥ずかしくて下を向く
「行こうか」
と彼のその言葉に私は、出された手を
ぎゅっと握って歩き出した。