恋愛日記


何寂しくなってるんだろう……。

私達はもう

『お前に早く会いたくなった』


こんな関係ではないのに。

そんな事を考えていると、彼はドアから入ってきた。

ガラっー

「おい、遅刻だぞ。

最近無くなったと思ったのになぁ」


そう呟く先生の言葉に小さな声で謝罪し、

席に着いた。

彼と目を合わせることはない。

だって私は他校に好きな人がいるんだから

だから、このドキドキと鳴る音も消さなくてはいけない。

おさまれ、おさまれ、ドキドキするな



< 256 / 343 >

この作品をシェア

pagetop