恋愛日記


病気で彼に迷惑がかかるならば、一緒にいることも諦める。

「だから……、

彼にだけは絶対に、私が病気な事言わないでほしい。」

私が真剣にそう頼むと2人は頷いた。


今日が終わればもう、彼の顔をほとんどみなくなる。

そうなれば、いつか私の心だって

冷めていってくれるんじゃないかと思う。

3人で教室に戻るとちょうど、3時間目が終わった所だった。


3人で私の机で話していると、隣の彼の机でも男子達が彼を囲んでいた。


「はぁ?好きな奴が出来た、だ?

まじあり得なくねぇ?」


隣の席から聞こえてくる声。
すぐに、私のことだと分かった。

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