恋愛日記
また涙がこぼれ出す。
私はそれをぬぐって教室に入り、
鞄を取って教室を出ようとした。
その時、友達に名前を呼ばれたけれど、私はそれに、返事をする余裕が無くて
走って学校を出た。
最後の学校は最悪だった。
彼に会いたくなかったわけじゃない。
ただ、少しだけ顔を観ていられたら、それはそれで十分な最後だった。
何で最後に限って、彼を傷つける言葉で終わらなきゃいけないんだ。
何で、大好きな彼を私が傷つけなきゃいけないんだ。
「なんで病気なんかに……なったんだ……っ」