恋愛日記
20ぺーじ。


***



「私と別れてほしいの」



俺、渡辺康太は最も愛する女に別れを告げられた。

お前のことが大好きだった。

毎日、すげぇ幸せで、この幸せがいつまでも続くんだと思ってた。

なのに、


「他校に好きな人がいるの」

そんなことを言う彼女の顔には、当たり前だが笑顔はない。

ほらっ、いつもみたいに笑えって。


少したったら、「冗談だよ、びっくりした?」

なんか言って驚かせてくれるんだろ?


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