恋愛日記
21ぺーじ。
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満面の笑みで微笑み合って
手と手をぎゅっと握る。
「あったかいね……」
すごく心地が良いのに、繋いだ手は離れてしまい
だんだんと私から離れて行く。
「行かないで……っ」
そうやって声を出したのに、届かない。
どんどんと遠ざかって見えなくなってしまう。
そのうち辺りも真っ暗になって、何も見えなくて
もう駄目なんだ。
そう思った時、上から
「菜知!菜知!」
私を呼ぶ声がした。