恋愛日記
「昨日、タバコを吸ったものは正直に名乗り出ろ
このまま名乗りでないで発見された場合は退学も検討する」
先生の真剣なその言葉に更に教室中がうるさくなった。
「タバコだって、ヤバくない?」
「誰か名乗りでないと退学って」
ざわざわとうるさくなった教室は
勢いよく空いたドアによって静かになった。
担任が校長に呼ばれて、教室から出ていった後
雰囲気はだんだんと悪い方向へ流れ出した。
「タバコ吸うってさ、あいつじゃねぇの?」
「だよね!いっつも授業サボってるし」
「私、彼が屋上にいるの見たことあるよ」