恋愛日記
彼の声と、今日遊びに行く隣のクラスの男子の声が被る。
私は一瞬彼を見たけれど、ぷいっと顔をそむけて
教室のドアで手をふる男子の所へ向かった。
今日のことは、もう聞きたくない……。
彼氏出来て良かったじゃんって、そう思うならもうほっといて
私が教室のドアまで行くと
「じゃあ、行こうか」
と嬉しそうに言って歩きだした。
駅前のショッピングモールに着き色々なお店を2人で見てると
なんだか本当にデートしているみたいだった。
「この服似合うね」とか「このキーホルダー可愛いねとか」
そういうやりとりを好きな人と出来たら幸せなんだろうなぁ……。