理想の男~Magic of Love~
「幸せを願おうと思ってた」
浩治と距離を置いて、2週間が経った。
藤とのあの出来事から、15日が経った。
浩治からは電話もなければメールもない、もちろん彼が会いにくることもなかった。
当たり前だ。
私から距離を置きたいって言ったからだ。
そのうえ、警察を呼ぶと脅したからだ。
それでも…2週間経っても、15日経っても、私の頭と心を支配するものは消えなかった。
「――藤…」
頭と心を支配している、彼の名前を呟いた。
消えて欲しい。
忘れたい。
もう、離して――。
藤とのあの出来事から、15日が経った。
浩治からは電話もなければメールもない、もちろん彼が会いにくることもなかった。
当たり前だ。
私から距離を置きたいって言ったからだ。
そのうえ、警察を呼ぶと脅したからだ。
それでも…2週間経っても、15日経っても、私の頭と心を支配するものは消えなかった。
「――藤…」
頭と心を支配している、彼の名前を呟いた。
消えて欲しい。
忘れたい。
もう、離して――。