理想の男~Magic of Love~
お互いの気持ちを確かめた後、私は藤と一緒に彼が住んでいると言うマンションに行った。

「――広い、ですね」

彼の部屋を見回した後、一言感想を言った。

キッチンはダイニングだし、ゲストルームも2つくらいある。

リビングも広くて、テレビも液晶の大きなものだ。

そこに置いてある革張りのソファーも高級そうだ。

「蘭が勝手に援助してくれるんだ。

家賃だって、蘭が払ってる。

俺が何件もバイトを掛け持ちしても、一生払えないような値段だ」

藤が革張りのソファーに腰を下ろした。

「座って」

うながされて、私もそのソファーに腰を下ろした。
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