理想の男~Magic of Love~
太ももに唇が触れるたびに、ビクビクと躰が震えてしまう。

それが何だか浅ましくて、とても恥ずかしい。

「――藤…もっ、やめっ…」

泣きそうな声になっている私に、
「愛莉がかわいいのが悪いんだろ?」

藤はイジワルそうに言った。

「もっ、もうっ…!」

そう言い返した私に藤はクスクスと笑って、
「もういい?

俺、愛莉が欲しくて仕方がない」
と、言った。

「――い、いいよ…」

私は首を縦に振ってうなずいた後、そっと目を閉じた。

ああ、もうすぐ藤と1つになれるんだ。

そう思ったのと同時に敏感なそこに感じたのは、
「――ッ…や、やあっ…!?」
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