理想の男~Magic of Love~
「今日から愛莉と一緒に暮らせるんだな」

ガチャッと、藤がドアを開けた。

今日から藤は、私の家で私と一緒に暮らすことになった。

つまり、同棲と言うヤツだ。

「お世話になります」

私が言うと、
「いや、こう言う場合って俺がお世話される側かも知れない」

そう言って藤は苦笑いした。

そんな彼につられて、私も笑った。

2人一緒にマンションの外に出ると、よく晴れた青空が広がっていた。

そう言えば、藤と初めて会った日の朝もよく晴れた青空が広がっていたな…と、私は思い出した。
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