理想の男~Magic of Love~
それから1週間後のことだった。

「もうこんな時間か」

ドラマのエンドロールが流れたので時間を確認すると、6時を差していた。

夕飯作るのめんどくさいし、コンビニに行ってお弁当でも買ってくるか。

そう思った後、カバンの中に財布を入れると家を出た。

「いらっしゃいませ、こんばんはー」

コンビニに入ると、カゴを手に取った。

お弁当のコーナーを見回した後、ミートソースのパスタをカゴに入れた。

それから、シュークリームとレモンティーもカゴに入れた。

お菓子も買おうかなと思ったけど、シュークリームがあるからいいか。

レジに並んで会計をしていた時だった。

「ちょっとさー、聞いてんの?」

その声に、私は隣のレジに視線を向けた。
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