理想の男~Magic of Love~
ガヤガヤと始まった作戦会議に、私は1人蚊帳の外である。

入るところがない。

当たり前だ、私は声をかけられただけの助っ人なんだから。

壁にもたれかかって作戦会議の終了を待つ私に、
「飯でも食うか?」

その声に視線を向けると、コンビニの袋をぶら下げた藤がいた。

「えっと、まだやっているんじゃ…?」

そう言った私に、
「また長くなりそうだから今のうちに食べた方がいい。

必要ならばお湯も電子レンジもある」

藤は息を吐きながら言った。

“また”長くなりそうって…。
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