理想の男~Magic of Love~
袋からパスタを取り出すと、電子レンジに入れた。

「えーっと…」

電子レンジに表示されている電気の表示が見ると、500Wだった。

温める時間を設定するとスイッチを押した。

ウイーンと、電子レンジの中がオレンジ色になった。

「よし、片づいた」

藤の声に視線を向けると、先ほどまで散らかっていたテーブルがキレイに片づいていた。

「座って」

藤に促され、私はパイプ椅子に腰を下ろした。

テーブルのうえにレモンティーとシュークリームを置いた。

「そのシュークリーム、よく食べるんだね」

シュークリームに視線を向けた藤が言った。

「えっ…ああ、はい」

何で私がこのコンビニのシュークリームを買って食べていること知ってるの?

そう聞いてきた藤に、私は少し戸惑った。
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