理想の男~Magic of Love~
この声、私の好みなんだけど…。

もっと聞いていたいと思っていたら、
「いらないのか?」

そう言われた。

私は慌てて、その人の手からペットボトルを受け取った。

カチリとふたを開けると、ゴクゴクと水を飲み込んだ。

冷たい水が渇いた躰に染み込んで行くような気がした。

チラリと、水をくれたその人に私は視線を向けた。

男の人だった。

年齢は…30代くらい、だろうか?

背は180センチ以上だと思う。

広い肩幅に、程よく筋肉がついた躰に目が行ってしまう。

腹筋がキレイに6つに割れてて、ビックリなんだけど…。

いや、メタボだったらメタボでも困るけど。
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