旦那様は見知らぬ方⁉
「本当にいいのかしら〜こんな綺麗なお嬢さん玲空なんかに」
「そんなことないです、こちらこそ私になんかに玲空さんはもったいないくらいです」
「もーこんな素敵な恋人がいるならもっと早く紹介してくれたらいいのに、いつからお付き合いしてるの?」
やっぱり聞かれたか。
母さんって以外と鋭い…
「えっ…あっ…」
「1年前からかな」
「そんな早く紹介してくれればよかったのに」
「姉さんの結婚とか美月が生まれたり去年はバタバタしてただろ」
「そうだけど…」
「それに美華もいろいろあって忙しかったからさ、タイミング失っちゃってさ」
「すみません…」
「いいのよ、気にしなくて!それよりお式はいつにするの?両家の顔合わせは?」
「式や両家の顔合わせはもう少し待って、俺の仕事が落ち着くまで」
「美華さんはそれでいいのかしら?」
「はい」
「じゃあ式の日取りとか決まったら教えてね」
「あぁ」
「はい」
「そうだ!美華さんに玲空のアルバム見ない?」
「見せて頂けるんですか?」
「えぇ、じゃあ見ましょう!玲空も見る?」
「俺はいいよ、2人でゆっくり」
「そう、美華さん行きましょう」
「はい」
母さんは楽しそうだけど、美華は大丈夫かな〜
まぁ、なんとかなるかな
「玲空さん」
「ん?」
「夕食はどうなさいますか?」
「夕食前には帰るから大丈夫、寄りたい場所があるから」
「わかりました」
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