旦那様は見知らぬ方⁉



それにさっきから語尾にいろいろと、ホストみたい…

「僕はホストじゃないよ。昨日話したんだけど覚えてない?」

「全く…」

「僕は惣田 玲空(そうだ りく)惣田グループの副社長、もう時期親父が引退して、社長になる要するに時期社長」

「時期社長…しゃ、社長⁉︎」

「そんなに驚くこと?さっ、そろそろ用意しないとな」

ベッドから起き上がり、彼の身体を纏っていた白いシーツが目の前で落ちた…

彼は隠すことなく床に落ちているバスローブを羽織った。

思わず目を逸らすとまた彼の口か驚きの言葉が発された…

「何で目を逸らすんだよ、僕達夫婦になるんだからいいじゃないか。それに夜愛し合ってお互いの身体隅々まで見たんだからさ」

「夫婦…?」

「よし、婚姻届出しに行くか」

「はぁ⁉」

「昨日書いただろ?」

「えっ⁉︎」

そこにはしっかりと私の字で書かれた名前と印鑑が押してありました…


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