旦那様は見知らぬ方⁉




「せっかくいいとこだったのにお前やってくれたな…」

「ニャーオ」

「俺だって分かってるよ、でもないろいろ順番を間違っちゃったんだよ」

「フッ」

「お前笑ったな?おい?笑ったな?」


あれからチャコによりムード台無しになり気まずくなったところで美華は買い物に行った。

興奮して眠れなくなってしまった俺に対し、我が物顔で美華が寝ていた隣でまるまるチャコに話しかける。

寂しい奴だな俺…。


「お前も年頃だろ?恋人欲しくねぇのかよ」

「そりゃ私だって欲しいわよ」

「だよな〜よし、俺に任せろ」

…………。


一人でなにやってんだ。



Next→美華Side
< 41 / 61 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop