【B】星のない夜 ~戻らない恋~



借りていた電話の子機を知可子さんの手のひらに置くと、
そのまま椅子から立ち上がって、食堂から自室へと駆け抜けた。





どれだけ耐えようとしても、
止めようとしても、止まる気配のない涙。








居場所のない時間は、
私の心を追い詰めていく。
< 36 / 232 >

この作品をシェア

pagetop