lovelove♡story 2
エントランスをでた私はため息をつく。
はぁー‥
暑いのやだなぁ。
「お前なぁ、朝からため息はやめろよ。」
「わっっ」
驚いて大きい声がでてしまった。
外で私を待っていたらしい彼は、私の方に歩いてきて私の頭に手をぽん、と乗せると微笑みながら言う。
「おはよ。」
私も微笑みながらあいさつを返す‥わけないじゃん。
そう、こいつが私の静かで均衡のとれた日々をこわした張本人。
五十嵐翔太。
長身で整った顔立ちからは想像できないようなめちゃくちゃな奴。