lovelove♡story 2
その時井岡先輩がスカートを少し持ち上げていった。
「スカート‥短すぎたのかな‥」
少し気にしたような表情。
こんなの‥
スカートが短くても長くても普通の男ならやばいよな。
俺は思ったとおり口にした。
すると、井岡先輩はきゅうにハッとしてうつむいたまま早口でわかれをいって歩きだす。
あ‥俺の告白、気にしてんのかな‥
どうしたらいいかわからず、思わず井岡先輩の手首をつかんでしまう。
少しわがまま、言ってみようかな。
「井岡先輩!今日のお礼、いつかしてくださいね!」
笑顔で言うと、井岡先輩も笑顔で返してくれた。
足早に去っていく彼女の背中はやっぱり小さくて。
愛おしくてしょうがなかった。