lovelove♡story 2

茶色の髪に見透かしたような瞳。すらりととおった鼻筋に形のいい口。
たしかに、女の子だったら憧れる男子だと思う。
でも、性格に難ありだ。
ってか、ありすぎ。

私は頭の上の手をつかんでおろす。
相手の目はみないまま冷たく言う。
「こんなとこでなにしてるの?」

すると五十嵐はまたふっと笑う。
「りほを待ってたんじゃん。」
「なんで。」
「なんでって‥だって俺ら付き合ってるだろ。両思いでしょ。」
「‥え‥」
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