lovelove♡story 2


少しだけ唇が離れる。
「息、苦しい‥」
なんとか声をしぼりだす。

そんな私を無視してまたキスしてくる五十嵐。
「‥ふ‥」

あぁもう。この自己中が。

そしてまた唇が離れた時、私はへなへなとその場に座りこんだ。
「自己中男。」
小さくつぶやく。

「ごめん、我慢できなくて。」
そう言ってたったままヘラヘラ笑う五十嵐。
私は座りこんだまま彼を見上げる。

すると彼は私の頭にぽんっと手をおいて言う。
「ほら、中入って。」

ほんとに、油断も隙もありゃしない。

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